【外資で働く】派遣社員事務職・秘書・アドミンの就職、転職、最新傾向

こんにちは、Yurikaです。

AIが仕事を奪うと言われてしばらく経ちますが、AIという形でなくても、アウトソースという形で社内からいくつかの業務が無くなってきていませんか?私も、今まで自社で対応していた業務がアウトソースに切り替えられ、グループや部署が無くなる現場を目にしてきました。さて、私はもともとエグゼクティブアシスタント(役員秘書)の経験が長いため、”秘書の業務がなくなるかどうか”、という点から今回はお話ししたいと思います。

秘書の業務が必要なくなるかどうか

ずばり、エグゼクティブアシスタントの業務は無くならないと思います。

安心した~と思ったら、ちょっと待って!エグゼクティブアシスタントというポジションは無くならないと思いますが、その中身は大きく変わる、いや、今、変わっている最中かもしれません。

AIの進化はすさまじく、何年か前から思っていたことなのですが、今後の秘書は、役員の相談相手として機能できるレベルや、チームをリードできるマネジメント能力が求められるのではないかと思います。(ちなみに外資におけるエグゼクティブアシスタントは、以前から、そのようなパフォーマンスを求められることが多々あります)とは言っても、おそらく多くの企業においては、スケジュール管理や接遇などが主な業務であり、一歩後ろにさがって黒子的な立場を求められる秘書も多く存在していることと思います。もちろん企業のカラーがありますので、そのスタイルも間違いではなく会社にとって大事な役割です。ただ、今後は、今まで秘書が担当していた多くの業務がアウトソースやAI化されることは避けられないでしょう。

これは、最近の求人状況からも見てとれる傾向にあります。ここのところ人事系の業務(各種手続業務)、旅費精算などの精算系業務、スケジュール管理などの秘書が担っていた業務にいたるまで、派遣会社や、別会社にアウトソースするケースが増えてきています。また、質問を入力し、AIロボが回答するケースも増えてきています。これは、ショッピングサイトや銀行などの問い合わせなどにも導入されており、既に体験したことがある方も多くいらっしゃることでしょう。
あなたの会社ではいかがでしょうか。

今まであなたが対応していた、スケジュール管理・会食のアレンジ・経費精算などをAI、もしくはアウトソースする代わりに、会社側はあなたに、経営の補佐であったり、プロジェクトマネジメントであったり、あるいは広報、営業であったり、もっと他の仕事をしてほしいに違いありません。
準備はしていますか?もし、まだでしたらすぐにでも準備を始めることをお勧めいたします。英語もその一つです。もちろん、英語の自動翻訳の技術の進化も素晴らしいものがありますが、それでもやはり、自分の考えや思いを自分の言葉で直接英語で伝えることができるということはアドバンテージになります。

”あなたは5年後、10年後はどんな風に働いていますか?働いていたいですか?”

■編集後記
ドラマなどの影響か”秘書”って綺麗なお姉さんが優雅に働いているイメージを持つ人も多い気がします。
が、実際は急なスケジュールの変更や突発的な事案に対応することも多々あり、プレッシャーに負けず、臨機応変力が求められる職種です。
また機密事項も多々あり、同僚と共有できないことばかりですので孤独を感じる職種でもあります。
一方で、経営陣のそばで多くの学びがある、やりがいのある職種でもあります。
興味のある方には、ぜひチャレンジしてみてほしいと思っています!

このブログは、外国人エグゼクティブ付秘書のYurikaがお届けしています。自身の経験した失敗や学びを惜しみなく公開していますので、これから外資系企業で働きたいと思っている人や興味がある方に読んでいただけたら嬉しいです。